ARCHITECTURE建築

ししいわハウス(SSH)で重要な役目を担うのは建築です。
そのコンセプトの根底にあるのは:建築には、知的な創造を
ひらめかせ、暮らしの質を高め、ウェルビーングを向上させる、
つまり、人々を幸せにする力があるという信念です。

ししいわハウスの第1軒目は、日本人建築家として名高く、プリツカー賞受賞者の坂 茂氏が設計しました。軽井沢の自然の樹々に沿うように、有機的に設計された杉の木造建築は波のようにうねる曲線形状が特徴です。ジクソーパズルを想起させる木造2階建ての建築は、木造パネル工法を採用。革新的な「PHPパネル」(蜂の巣状のハニカム構造紙材を合板で挟み込んだパネル)を取り入れた「Aフレーム」37個の構造フレームを工場で作成し、現場で組み立て施工しました。

その曲線の形状は、内部スペースに広々と流れるような一つの空間を生み出し、客室全11室、グランド・ルーム、ライブラリー兼レセプション、そして周囲の樹々を見渡すテラスを備えています。その効果とは? 澄みきったクリーンな空間、有機的な形と天然素材で創られた安息の地――デジタル時代の慌ただしい日常を離れた人々に、インスピレーションを与え、自然に人と人とが交流できる場所が誕生したのです。

DRAWINGS

DRAWINGSドローイング

坂 茂氏が最初にこの地を訪れたとき、瞬時にししいわハウスのコンセプトをどう実現するべきかがわかったといいます。まず着手したのは、敷地内の260本以上の樹木一本一本の位置と高さなどの詳細を図面に記すこと。そして、それらの樹々に沿うように、建築スケッチを描いていきました。

SUSTAINABILITYサステナビリティ

ししいわハウスのコンセプトはサステナビリティへの貢献にも根ざしています。その精神は、採用した素材にも顕著に見られ、PHPパネルや坂氏のシグネチャーである紙管の家具など(ベッドのヘッドボードからテーブルの脚部まで)部屋中に息づいています。


また、使い捨てプラスティックを使用しない厳格なポリシーも設けています。100%天然のバイオバス製品で知られるドイツのエコブランド「ストップ ザ ウォーター ワイル ユージング ミー!」などのアメニティもお楽しみいただけます。

INTERIORS客室・インテリア

すべては(創造的な)細部に宿る:建築家が設計したベッドから世界的な現代アート・コレクションまで。

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