「能登復興支援 特別ディナー」開催のお知らせ
2025年4月1日
プレスリリース_能登ディナー_FINAL
私たちは、ししいわハウスのメインダイニング「SHOLA」にて、昨年発生した地震による能登地域の復興支援を目的とした特別ディナーイベントを開催いたします。
2024年1月1日、能登半島を襲った大地震により、280名以上の尊い命が失われ、約600名が負傷、84,000棟以上の住宅が損壊し、100以上の事業所が営業停止に追い込まれました。政府の推計によると、被害総額は1.1兆円から2.6兆円に上り、日本の地震災害史上7番目に大きな経済損失とされています。
あれから15か月が経過しましたが、復興への道のりは依然として厳しく、引き続き支援と連帯が求められています。
本ディナーでは、ゲストスピーカーとして輪島キリモトの桐本泰一氏をお迎えし、現地の最新状況についてお話しいただきます。また、お食事は、桐本氏が率いる「Rescue & Reborn」プロジェクトにより再生された輪島塗の器にてご提供いたします。災害後に行き場を失った漆器たちは、熟練の職人たちの手により、研磨、修復、そして「透き止め」と呼ばれる独自の技法で仕上げられ、ふたたび新たな命と意味を宿してテーブルへと戻ってまいります。
イベント当日の夜には、桐本氏より「Rescue & Reborn」プロジェクトに込めた想いや、漆器を蘇らせるまでの過程についてお話しいただきます。ディナーは、能登出身で「L’Atelier de NOTO」オーナーシェフの池畑俊也氏によってご用意いたします。
また、本イベントは、ししいわハウスにおける新たな取り組みの始まりでもあります。当館併設の「SHISHIIWA SHOP」では、今後、輪島キリモトの作品を厳選して取り扱い、Rescue & Rebornシリーズのアイテムもご紹介してまいります。
これらの継続的な取り組みを通じて、能登のものづくりと文化の再興に、ささやかではありますが長く寄り添う支援を続けてまいりたいと考えています。